中国盆





長崎市鍛治屋町の崇福寺で毎年旧暦の7月26日から28日(新暦9月上旬ごろ)に中国盆「普度蘭盆勝会」(ぽーるらんぼんしょうえ)がおこなわれる。崇福寺は中国、福建省から渡来した人々のぼだい寺となっている。この日は、日本各地より里帰りをしてくる。境内には豚の頭などの中国の食材を使ったお供えものが百席分ほど供えられている。また、金山、銀山と呼ばれる作り物がお金の変わりに供えられ、死者の為の家の様なものが用意されている、一見中国版ドールハウスである。また、無病息災等を願うパン撒きが行われる。珍しいのは長崎の中国盆には獅子舞が行われる。通常祝ごとに行われるものであるため、中国盆には適さないとの声もあったようだが、若者の熱意が押し切る形で行われるようになっている。今では、中国盆には欠かせないものである。中国盆のフィナーレは供えていた金山、銀山に境内で火を付けて死者に捧げて終わりとなる。写真は平成8年とここ数年に撮影したものである。なお中国盆は3日間行われるが料理、行事はほとんど最後の日のみ行われる。1、2日目はほとんど人がおらずゆっくり見ることが出来る。3日目はTV等の報道、見物客が境内いっぱいに入り入りみだれます。満喫するには2日に渡って見るほうがいいかもしれません。

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